【八重食堂】トルコライス(850円)
2011.01.20 Thursday
更新が止まり止まりしてますが、まあ長崎時間的な流れで行きますので、今年もよろしくお願いしまっすm(_ _)m
ということで、昨年の取材データをコツコツと。
今回のトルコライスは、再び長崎市と言いますか、本土を離れて「上対馬町」へ。
ちょうど出張で行く機会があったので、タイミングを掴んで行ってきたのです。
天気の良い日には、お隣の国「韓国」が見える事で知られる長崎県対馬は、長崎県最北端の地。
長崎市内からは数百キロの距離があるのですが、なんとこの地にも「トルコライス」があるという
情報があり、今回のベストなタイミングで実食する事が出来たのです。
対馬空港よりレンタカーを使って北上する事、数十分。
途中、人の手が入っていないかのような原生林っぽい山々を数回越えてやってきたのは、上対馬の港町「比田勝」。
この周辺にある商店街の一角にある食堂「八重食堂」が、情報を頂いたポイント。
店内に入ってみると、そこは時間が止まったかのような80年代を彷彿とさせる、いわゆる大衆食堂っぽいインテリア。テーブル席2席と、奥には飲み屋さんを兼ねているみたいで、カウンター席も用意されていますね。
大量に並んだメニューの中から、情報とおり「トルコライス」の文字を発見。ちょっと感動してしまいました。
間髪いれず、お店のおばちゃんにオーダーしてみました。
八重食堂のトルコライス(850円)
細めに切られたカツ。基本通りに薄めのカツですね。
カツの下には、ソースカツ丼みたいに「キャベツの千切り」が敷き詰められている。
キャベツの下からは、ホクホクのチキンライスが。ボリュームたっぷりです。
数分後にやってきたトルコライスは、細めにカットされたトンカツ、その下にはソースカツ丼のように千切りになったキャベツが敷き詰められ、その下にチキンライス、ナポリタンは皆無という、ちょっと特殊なスタイルのトルコライス。味噌汁がおまけについてますね。
細切れにした豚肉と玉ねぎのみを具材に使ったチキンライスは、出来立てホクホクのボリューム感あふれる仕上がり。これだけでお腹いっぱいになりそうな感じですね。
その上には千切りになったキャベツが敷き詰められ、細めに切られたカツが乗る具合。
しっかりとドミソースもかけられていますが、トルコライスの特徴である「ナポリタン」がどこにも
見当たらないのが不思議ですね。
長崎市内から遠く離れ、海を越えて伝来された、県内最北端の地にあったトルコライス。
県外からも多くの観光客の方々がやってくる対馬という環境のため、おそらくはソースカツ丼の話と
混ざって出来上がったものかもしれませんね。
しかしながら、長崎人独特の「ちゃんぽん文化(色々なモノを受け入れ、混ぜてオリジナルを作る)」は
この対馬にも、しっかりと息づいていると実感する、そんな一皿になってました。
■店舗情報■
店名:八重食堂
住所:長崎県対馬市上対馬町比田勝818(地図)
営業時間:午前9:30〜午後8:00
店休日:火曜日
参考リンク:八重食堂 公式サイト